Excelで【a:b】という比率を求める方法

Excel・VBA

Excelで何対何という比率を求める方法を紹介します!

きのこ/たけのこ派の比率は 3:2
赤いきつね/緑のたぬきの比率は 2:1

とかですね。
このやり方を画像つきで解説します。

目次

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【a:b】という比率を求めるのに使う関数

使う関数は1種類です!
GCDという関数を使います。
GCDとは、最大公約数を求める関数です。

Excelのヘルプではこのように書かれています。

GCD(数値 1,数値 2,...)
数値 1,数値 2,...最大公約数を求める数値を指定します。

この関数を使って、どのように比率を求めるのか説明していきます。

【a:b】という比率の求め方

このようなExcelシートを例にします。
●セルB1・B2それぞれに、比率を求めたい2つの数値を入力します
●セルE2は、比率が出力される場所です

比率を求めるために、セルE2には以下の式を入力してください。
=B1/GCD(B1,B2) & ":" & B2/GCD(B1,B2)

これで何対何という比率が求まります。

ポイント

  • 数値abそれぞれを、abの最大公約数で割ると比率が求められる
  • 最大公約数は、Excelの【GCD】という関数を使う

比率を求めたい人とそうめんが食べたい人は参考にして下さい。

もっとおおまかな比率を求めたい場合

先程の例だと、abの数値によっては最大公約数が大きすぎて比率わかりづらいことがあります。
そんなときは、ROUND関数を組み合わせるとわかりやすくなります!

例として、
人気投票での票数で考えてみましょう。票数が大きくなりやすいですし、端数も出やすい例です。

赤いきつね V.S 緑のたぬきの票数

赤いきつね:7,980,742票
緑のたぬき:11,141,241票

このまま先程の式を当てはめると・・

7980742:11141241

・・・大きすぎてさっぱりわかりません!!

そこでROUND関数の登場です。
この関数は有名なので知ってる方も多いと思いますが、四捨五入する関数です。

Excelのヘルプより、関数の使い方は以下のようになります。

ROUND(数値, 桁数)
・数値 … 必須です。四捨五入の対象となる数値を指定します。
・桁数 … 必須です。数値を四捨五入した結果の桁数を指定します。

今回は100万以下を四捨五入してしまいます。
E2に以下の式を入力してください。

=ROUND(B1,-6)/GCD(ROUND(B1,-6),ROUND(B2,-6)) & ":" & ROUND(B2,-6)/GCD(ROUND(B1,-6),ROUND(B2,-6))

すると、
8:11
という比率が求まります。
これならわかりやすいですね!

関数式を分解して見やすくする

結果はわかりやすくなりましたが、式が長くて理解しづらいかもしれません。
そんな時は、四捨五入した値を別なセルにとってみるのも良いですね。

B8には =ROUND(B1,-6)
B9には =ROUND(B2,-6)
E9には =B8/GCD(B8,B9) & ":" & B9/GCD(B8,B9)

が入力されています。
お好きな方を使ってください。

以上、「Excelで【a:b】という比率を求める方法」を紹介しました。

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