話題の台湾天才IT大臣が行ったコロナ対策サイト修正の、ニュースに出てくるIT用語をわかりやすく解説してみた
まずはコチラのニュースをご覧ください。
「マジで胸アツ」台湾の天才IT大臣が東京都の新型コロナ対策サイトの修正に自ら参加し話題に
台湾のIT大臣、唐鳳(オードリー・タン)さんのニュースです。
この記事には色んなITの用語が出てきます。
エンジニアからすると日常でよく使う用語なのですが、エンジニアでない人からしたら意味がわからないと思います。
そこで!
各単語の意味を補足して、イメージしやすくします。
「なんか盛り上がってんなぁ〜」ぐらいに認識している方も、この記事を見て理解してもらえたらと思います。
出てくる単語で理解しづらそうなものはコチラ
1つ1つ解説していきます。
※イメージが伝わることを優先しています。ITに理解のある方は、意味が正確でないと感じるかもしれません
ソースコード
ソースコードは、
システムを動かすための命令文(コード)のことです。
この画像のようなものですね
プログラミングコードとも言います。
ソースコードには、
■ニュースのタイトルをクリックしたら記事を出す
■名前を変更して保存ボタンを押したら、内部に持ってるあなたの名前を更新する
こういった命令がたくさん書かれています。
そんなたくさんの命令が集まってできたものがシステムです。
WEBで見れるシステムやHPのことをWEBサイトやWEBサービスと言います。
オープンソース
続いてオープンソース。
これは先程説明したソースコードが、無償でインターネットに公開されていて、誰でも自由に改良・再配布ができるようにしたソフトウェアのことを言います。
例えば、このブログはWordPressというシステムで出来ていますが、WordPressもオープンソースです。
GitHub
Githubは、先程説明したソースコードを置いておく場所です。
その場所というのはインターネット上です。
インターネット上にあるので、日本⇔アメリカとか、離れたところに開発メンバーがいても共同で作業ができるわけです。
プルリクエスト(Pull Request)
プルリクエストは、システムがもっと良くなるよう改良を提案することです。
この改良の提案は、先程紹介したGithub上で出来ます。
提案が受け入れられると、マージと言って、改良がシステムに反映されます。
ちなみにこの提案というのは、
言葉で「ここにバグがあります、修正してください」とただ報告だけのものではありません。
プログラムに何かしら課題や問題があり、それに対して「(もっと良くなるように)ソースコードを修正しました。取り込んでね(マージしてね)」というものです。
ただ意見を言ってるだけではなく、実際にソースコードを修正したものを提案しています。
そのシステムのことを理解していないとできないことです。
まとめると
これらを踏まえて、ニュースをもう少しわかりやすく要約してみます。
『オープンソースのコロナ対策サイトのソースコードを、台湾のIT大臣が見て、サイトがもっと良くなるよう改良を提案した。
提案が受け入れられ、修正はサイトに反映された。』
ということです!
今回改良されたのは、「言語選択欄の漢字の修正」ということで軽微なものではありますが、
一国の大臣が、これらを(恐らく)個人の判断でお手伝いしているという事態に、皆さん感動しているのですね。
どうでしょう。
イメージできましたでしょうか?